インフルエンザの正しい予防法

医者や看護師といった医療関係者がインフルエンザに感染しにくい理由として、予防接種を行っていることが挙げられます。また、マスクを着用することで口内にインフルエンザウイルスが侵入するのを防ぐなど、予防を徹底している病院が多いことも感染者が少ないの理由の一つです。

また、正しい手洗い方法を実践することもインフルエンザ予防には効果的です。仕事の前や休憩前後、帰宅したときなどのタイミングで手洗いをしている方も多いでしょう。石鹸やハンドソープは15秒以上かけて手洗いを行い、流水でしっかりと洗い流す必要があります。手洗いの時間が短いと手に付着しているインフルエンザウイルスが残ってしまうので、しっかりと手洗いを行いましょう。また、仕事中などであまり時間が取れない場合は、アルコール消毒も効果的です。ちょっとした空いた時間にこまめに手を消毒することで感染するリスクを抑えられます。

インフルエンザの予防としてうがいを行っている方も多いでしょう。うがいは風邪予防に効果はある一方で、インフルエンザ予防にはあまり効果がないと言われています。うがいでの予防は15秒間3回続けて1日3回以上行う必要があります。また、口内の粘膜に付着したインフルエンザウイルスを水を飲んで洗い流すという予防法を実践している方もいますが、こちらもあまり効果はありません。口内の粘膜にインフルエンザウイルスが付着した場合、数分~20分程度で体内に侵入していきます。うがいや水を飲むよりもこまめに手洗いを行うことがインフルエンザ予防では重要となります。