生活改善でインフルエンザ予防

インフルエンザは、38度以上の発熱と関節痛などの急な発症が特徴的で、重症化のリスクもあります。感染経路は飛沫感染や接触感染があり、感染者のくしゃみや唾と一緒に出たウィルスを口や鼻から吸い込むことで感染するのが飛沫感染です。また、接触感染は感染者がウィルスのついた手で触れた物に間接的に触れ、自分の手についたウイルスが口や鼻から入ってくることで感染します。

これらの感染を防ぐのに有効な手段は、やはりマスクの着用と正しい手洗い・うがいです。それだけでなく、免疫力をつけておくことも感染予防になります。バランスを維持した食生活、および十分な睡眠をとって体を休め体力をつけておくことは、インフルエンザの予防対策としても最適でしょう。乾燥は喉の粘膜機能を低下させるので、適度な湿度を保った環境を作ることも大切です。

インフルエンザの予防には、ワクチン接種も有効と言えます。たとえインフルエンザにかかったとしても、軽傷で済む可能性が高いです。インフルエンザにかかったと感じたときは、発熱から12時間経過してから受診しましょう。その理由には、12時間未満では検査が陽性にならない場合があることが挙げられます。薬を処方されたら安静にして、ゆっくり休養しましょう。発熱時は脱水症状を起こすことがあるので、水分補給も忘れてはいけません。周囲に感染させないようにマスクを正しく着用したり、自分の体調も考えて外出を控えたりしましょう。